PSMのおっかけをやって1余年が経過した。
当時社会人3年生だったオレはUnity for PSMに出会い、 即効でファンになった。元々ゲーム開発とは縁のない生活だったが、 それからはPSMの為だけに生きてきたようなモンだ。
毎日Unity Editorで開発したし、徹夜も二度や三度じゃない。
ファンやって半年目、PSNで俺のゲームを出せた時には 嬉しくて本気で涙が出た。人生で最高の喜びだと有頂天になって、Twitterで一人で吼えてた。
そして今年の3月。
信じられないものを目にした。「PlayStation Mobile終了!!」
目を疑った。絶対ありえない、絶対ありえない。死んでもありえない。一週間仕事を休んだ。 (※休んでません)
もうDevPortalも開いてない。毎日の楽しみだった販売レポートのチェックも辞めた。
最近になってようやく、ゲームの別のリリース方法を考えよう…そう思えるようになってきた。
だけど俺には何も残ってなかった。開発初心者という多感な時期にPSM一本でやってきたんだ。当たり前だ。
マトモにXcodeを触ったのはいつだっただろう。PC用にパッドのキーアサインをしたのはいつだっただろう。
販路について、プラットフォームについて、そして将来について最後に考えたのはいつだったんだろう。
残ったのは初歩的で汚いコードしか書けなしい30代間近の中身スッカラカンな男。それだけ。
こんなのが今更どうやってスマホとかに進出するってんだ。それに今まで気づかなかった俺は最高にバカだ。
そしてこんなグチをブログでしかこぼせない俺は最高に惨めだ。
是非俺を笑ってくれ。蔑んでくれ。そしてこの日本のインディーゲーム開発環境を考えるキッカケにしてくれ…
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皆さんもニュースでご覧になったように、PlayStation Mobileのサービスが7月で終了します。
PlayStation Mobileのコンテンツ配信が7月15日をもって終了
http://www.famitsu.com/news/201503/11073698.html前半はふざけたコピペ改変をぶつけていましたが、PSMという奇跡的で素晴らしいスキームがあったからこそ、ちんけな自分が奮起してゲーム一本ひねり出すことができたわけです。
「なんかVitaで頑張ってる個人開発者がいるらしい」と多少話題のタネになり、PSMを通じて沢山のゲーム開発者と出会えたこと。これらは代え難い経験になりました。
個人が市販のゲーム機でタイトルを作って販売できる。こんな、ひと昔前から考えたらクレイジーな仕組みを用意してくれたSCEの皆様には、ただただ、感謝の言葉しかありません。
私はUnity派なのでまだしも、PSM Studioの専用開発環境でやっていた方々が一番ダメージを受けているもの思います。
XNAの更新が止まってしまった時と同じように、そのままではPCその他のプラットフォームに移行できませんから、大変かと。、
(※第一版では「XNAがなくなった」という表現をしてしまい、鷲アイコンやスマイリーアイコンからまさかりを投げつけられたので修正しました。謹んでお詫び申し上げます。)
自分の場合は、実は5月の「東京インディーフェス」に出展が確定しまして、プラットフォーム「Vita」で提出していましたのでちょっと悩み中です。
現在開発中の新作はUnity for PSMで4.3.4f1に苦しめられながら作り続けるつもりです。7/15までは起動確認できるみたいなので。
わたしはPSMを続けるよ!
この潮流をただの「夢」で終わらせず、いつか「PSMがあったから、いまの日本のインディーゲームシーンがあるんだよね」と振り返られるよう。
これからも頑張って行きたいと思います。
最後に一言、劇場映画「ルパン三世Dead or Alive」より大好きな一言を。
「…いい夢だった!」
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